unityroomへアップロードするときのファイル拡張子が「.gz」の件

Compression FormatをGzipに変更しても、結局ビルドされるファイルが「.unityweb」だったのでどうすればいいのか迷ってしまった。

結論としては、「.gz」のファイルでビルドされるわけではなかった!
なので、「.unityweb」でビルドされたファイル群を手動で「.gz」にファイル名を変更したのちに、今までと同じようにunityroomへアップロードすれば問題なくプレイできた。
ビルドされたら生成されるファイル群
手動でファイル名を変更した
ちなみに、自分のサーバーなどで動作確認する場合は、拡張子を「.gz」にすると動かなかった。「.unityweb」に戻すと正常に動作した。

UnityのStandard Asset内のスクリプトで自分のスクリプトの変数にアクセスできない問題

非常にハマってしまったので、メモで残しておきたいと思う。

何をやりたかったかというと、UnityのStandard Asset内にある、FPS用のプレハブ「FPSController」を使って、FPSゲームを作ろうと思っていた。しかし、このプレハブにアタッチされているスクリプト「FirstPersonController.cs」内を編集しようとしたときに問題が発生した!GameManagerクラスを自作し、このクラスをシングルトンにしていて、このクラス内の変数に 「FirstPersonController.cs」 内でアクセスしようと思っても、アクセスできなかったのだ。原因は非常にシンプルだった。「Standard Assets」というフォルダ名は特殊フォルダーになるらしく、自作スクリプトよりも先にコンパイルされるらしい。そのため自作スクリプトへはアクセスできないということだった。

https://docs.unity3d.com/ja/current/Manual/ScriptCompileOrderFolders.html

対策としては以下2つが考えられる。
①フォルダ名「Standard Assets」を別のフォルダ名に変更してしまう。
②フォルダ「Standard Assets」内にある使いたいスクリプトだけを別フォルダへ移動する

自分は今回は①の方法で解決した。
フォルダ名変更

VKET MALL PROTOに参加してきました!

2021年8月14日~2021年8月21日まで開催されていたVKET MALL PROTOに出店しました。


サイトはこちら


3Dモデルを出展できるバーチャルイベントという点では、バーチャルマーケットと同じなのですが、おそらく内部的に使っているプラットフォームとかが違うんだと思います。VRChatを使用していないようなので、HMDやPC以外で、ブラウザからもアクセスできるという点が大きな違いかと思います。Vket Mall Protoもコンセプトに応じて複数のワールドがあり、私は日本風のワールド「五色屋」で出店いたしました。


出店の登録からUnityを使ってのアップロードまでは、今までのVirtual Marketと何も変わらなかったので、今回は特に迷うことなく作業が進められました。


今回は、ちょっとした3Dモデルを頒布しようと思って、今回は日本の草刈り鎌を展示しました!Boothでも無料で配布していますので、よかったらダウンロードしてください!


Boothで無料配布中の「シンプル鎌」はこちら


itch.ioのゲームジャム「GMTK Game Jam 2021」に参加してみた件

海外のunityroomのようなサイト(というか、こっちのほうが昔からありそうなくらい有名なサイト)のitch.ioで開催されていたゲームジャム「GMTK Game Jam 2021」に参加してみました。


投稿したゲームはこちら
https://tarosansei.itch.io/closedroom2

密室でおともだちと遊ぶゲームを以前unityroomで投稿したのですが、その続編になります。
タイトルは「Closed Room 2」(密室2)ってそのまんまですね!
プレイ動画はこちら
初投稿してみた所感としては、「とても簡単」でした。unityroomも非常に簡単に投稿できるように工夫されていますが、同じくらい迷うところがなかったです。また、おそらくゲームジャム自体はitch.ioとは関係ない団体が運営しているんだと思いますが、itch.ioとの連携がしっかりされていて、itch.ioへ投稿したゲームをそのままゲームジャム特設サイトでSubmission(提出)するだけでいいという、非常に簡単設計でした!

特に親切だと思ったところは、結構頻繁にメールでゲームジャムの案内が送られてくるところですね。「あと何時間ですよ~」とか「投稿の仕方の案内」とか。

投稿で少しunityroomと違うところは、WebGLでビルドしたデータをzipファイルに圧縮してその圧縮ファイルをアップロードするというスタイルですね。複数のファイルを一つずつアップしなくてもいいので、慣れればこちらのほうが結構楽かもしれません。(ですが、このアップの仕方が分からない人にとっては、一つ一つのファイルをアップするほうがわかりやすいのかも。)

また、いろいろなゲームジャムがやっているようなのでチャレンジしてみたいです。
以下、少し興味のあるゲームジャム
  1. Godot Wild Jam (Godotエンジン縛りのゲームジャム)
  2. a jam about time.(時間縛りのゲームジャム)
海外のゲームジャムは日本以上にとても沢山開催されていることを初めて知りました。いつもunityroomの1週間ゲームジャムだけ参加していましたが、特に日本だけにこだわっているわけでもないので、もっといろいろ視野を広くしていきたいですね。

Unityの大量のテクスチャの設定を一気に変えるエディタ拡張を作ってみた。

UnityProjectはGithubに公開しておりますので、ご自由にお使いください。

https://github.com/taroyan/TextureSettingChangeBatch

Unityのテクスチャ(pngやjpgファイルなど)で圧縮設定とかをMipmapの使用などを各テクスチャで切り替えたりすると思いますが、大量にテクスチャがあると1枚ずつやっているのが大変すぎるので、エディタ拡張を作りました。ちなみに1つのフォルダ内に入っているテクスチャであればファイルを複数選択して、インスペクター内で設定したい項目を変えれば一気に選択したファイルの設定を変えられるのですが、複数フォルダ内に入っているテクスチャの設定を変える場合はフォルダごとにファイルを複数選択しなくてはいけないため、複数フォルダを選択した状態でボタンを押すと、すべての選択中のフォルダ内のテクスチャの設定を一気に変えます。(多分複数フォルダ内の子フォルダも含めてすべて一気に変えることはUnityエディタでは標準ではできないはず。)

使い方は、フォルダを選択した状態で、ボタン「Import Settings Batch Conversion」を押すだけ!


テクスチャ設定の細かい項目をいじりたい場合は、スクリプトを直接変更してください。むしろ今は、最低限の変更(画像サイズなど)しかしないようになっています。

勝手にNEOKETとVKetを比較してみた!

「何を偉そうに比較しているんだ!」という感じですが、個人的に両方見てみて感じたことを書いておきたいと思います。ちなみに、どちらもディスるつもりはなく、どちらも素晴らしいイベントだと思っています!

また、VKetとの比較といっても、VKetはVRChatの機能に依存しているため、VRChatとNEOKETの比較と言い換えてもいいかもしれません。

あと、主に機能面で比較したいと思います。ワールドの作り込みや3Dモデル一つ一つに関しては議論しても仕方がないと思いますので、そこに関しては記載していません。


■NEOKETとVKetの比較(主に機能面)

【NEOKETのほうがいいところ】
・UIが同人即売会用に特化していてわかりやすい。
・ワールド間の移動がしやすい。(VketはVRChatに依存しているため検索大変)
・個人的にブースとワールド背景がすっきりしていて見やすい。(統一感がある)
・出展者と会話できる。
・ワールドに1000人まで収容可能(実際のところは怪しいですが。)
・NEOKET内でBOOTHにアクセスできる。
・ワールド全体にアナウンス用のチャットがある。
・各ユーザーの上部に自己紹介コメントを入力できる。


【NEOKETのほうが残念なところ】
・移動速度が遅い。

【NEOKET単独で残念なところ】
・ずっとローディング中でまともにワールドに入れない。
・ワールドに入っても、同期が取れず遅延がひどい。
・音声もまともに届かず、リアルタイムに会話ができない。
・1000人本当に入って安定して動けたのか疑問


【VKet、NEOKET共に残念なところ】
・ログイン時にパスワード入力がめんどくさい。(VRだと特に)


【まとめ】
・サクサク動作さえできれば、Vketより悪いところはほとんどない気がしました。


【その他】
・VKetはNEOKETのシステムを使えば、もはやVRChatで開催する必要はない気がしました。
(NEOKETのシステムが安定して動けばですが。)

Virtual Market 5にブース出展してみました!

バーチャルマーケット5のコンセプトワールドにブースを出展してみました!

ブース全体図
ブース2階部分
場所はワールド「メテコレプカ」の中の一つ「キギステルトフ」です。メテコレプカのどこに配置されるかは運営が決定するみたいですね。

今回の出展物は、オリジナルアバター「ラフ」と3Dモデル「シンプル日本刀」になります。
ちなみにBOOTHで無料で配布していますので、よろしければ是非ご覧ください!
・オリジナルアバター「ラフ」
https://taroyan3rd.booth.pm/items/2538863
・3Dモデル「シンプル日本刀」
https://taroyan3rd.booth.pm/items/2539331


とりあえず、今回出展の目的は、下手でもいいからフルスクラッチでオリジナルアバターを作ってみることでした。一応何とか形にはなったので一安心でしたが、色々こうしておきたかったというところをここでメモしておきたいと思います。


【こうしておきたかったところ】
・髪にダイナミックボーンを入れておきたかった。
・内側にTシャツを着ているのだが、激しく動くと外の服を突き抜けて見えてしまう。
・顔の作り込みをもっとしっかりやりたかった。(なんかのっぺりしているので)


とにかく、フルスクラッチで作るのは大変でした。
何が大変って、手順が多すぎる。
今回作成にあたって行った手順を作業順に書いておきたいと思います。
・下絵を描く
・モデルのポリゴン作成(作成順)
 ・頭
 ・体
 ・手
 ・目とまつげ
 ・髪
 ・服
 ・靴と装飾
 ・口の中
・ウェイトペイント
・ここでまず粘土アバターでVRChatでアバター動作確認
・UV展開
・テクスチャ作成
・シェイプキー作成
・ダイナミックボーン設定
・アニメーションオーバーライドで表情を割り当て
・クロス設定(結局今回はやめた)
・アバターをBOOTHで配布準備
・VRM対応
どこが特別大変というわけではなかったですが、逆にすべて大変でした( ゚Д゚)
やはり何回も作って慣れていくしかなさそうです。
とりあえずシンプルなミニキャラをいっぱい作って慣れていきたいと思います!

ClusterGAMEJAM 2020 in WINTERにて、「アルトデウスBC賞」をいただきました!

ありがとうございました!
ゲームプレイ動画はこちら(Youtube)


clusterのゲームURLはこちらです。スマホでもプレイできると思います(多分)。 https://cluster.mu/w/456361fa-ce91-416f-8fc8-9b4c84794687


結果発表会のYoutube動画はこちらです。他の受賞作品はどれも素晴らしかったです!
https://youtu.be/TmFwRRYpFl8?t=1119


以下、ゲームジャム開始から終了までの流れを日記にしてみました。

【ゲームジャムに参加することを決めた理由】
結構忙しい時期だったのですが、ちょうど12/19と12/20だけ日程が空いていたため。確か締切1日前くらいにエントリーしたような気がします。既に参加者が300チームぐらいあったので、これは入賞とかは無理だろうから、とりあえず出てみるだけ出てみて、完成できなかったらそのまま投稿できずに諦めようと思っていました。モチベーションとしては、「自分が2日集中してどれくらいのゲームが作れるのか?」を自分なりに確かめておきたかっただけでした。また、この時点ではまだアイデアも何もありませんでした。(お題がわからなかったし)

【ゲームジャム開始時】
お題が「溢れるエナジー」でした。まったくネタが思いつかず、かなり詰んでしまいました。お題が出される前に実は作ろうかと思っていたネタが一つありました。それは、「Curve」という短編映画をオマージュしたゲームを作ろうかと思っていました。この短編映画は、いきなり目が覚めたら謎のカーブ状のコンクリートの上にいるという話で、いわゆる崖の中腹みたいなところで目が覚めた感じですね。足を滑らして落ちると奈落の底へ落ちてしまうという恐怖感をモチーフにした映画だったのですが、この恐怖心を煽ったゲームをclusterで作ったらどうかと思っていました。しかし、最大の問題は、まったく「溢れるエナジー」と結びつかなかったことです。あえなく、このネタは没となりました。
もう何か無理やりひねり出して作るしかない!と思い、とりあえずclusterゲームの審査基準や自分のスキル、最近やったゲームなどを列挙しました。
・みんなで遊べるゲームを運営側として求めているらしい。(SNS要素?)
・一人で作成するので、クオリティの高いものは作れない。(デザイン力もない)
・東京クロノス面白かったなぁ。
ここで、見た目はもう諦めて、雰囲気だけをストーリーで伝えるゲームにしようと思いました。2日間という短時間でアクション要素を加えたゲームは自分のスキルでは無理と判断し、東京クロノス風のノベルゲームっぽいものなら3分くらいのストーリーで作れそうな気がすると思い、チャレンジしてみることにしました。みんなで遊べる要素は、clusterゲームテンプレートからそのまま拝借して、鉱石をみんなで集めるというゲーム性にしました。そして、みんなで集めた鉱石の数によってエンディングが変わるようにすることでオンライン協力型のゲームっぽくなる気がしました。あと、ストーリーですが、「溢れるエナジー」というお題でまず思い浮かんだのが、数年前の夏の暑い日に、いきなり木からセミが落ちてきてしばらく動かなかったのですが、突然周りのセミの鳴き声よりも遥かに大きな鳴き声で「ミィーーーンン」と鳴いて、そのままフェードアウトするように鳴き止んだことがあって、そのセミはそのまま道にいたままだったので動かしてみたら死んでいた、という出来事がありました。恐らく、最後の力を振り絞って鳴いて死んだんだろうと思います。ここから思ったのは、「死ぬ瞬間が一番エナジーが溢れるのではないか?」ということです。そこで、死が確定しているおっさんが最後の力を振り絞って鉱石を集めるストーリーにしました。つまり、このゲームは鉱石というエナジーを集めるというのも目的なのですが、実は「おっさんが死ぬ瞬間に放つエナジー」というのが一番伝えたかったことなのです。

このストーリーを考えるまでに、既に土曜日の午前中が終わろうとしていたためかなり焦りました。

【制作開始】
土曜日の午後ぐらいから製作開始したと思います。とりあえず中身は何もないけどスタートボタンを押したらゲームが進み、鉱石の数によって3つのエンディングへ進むようにしました。土曜日はとりあえず全体の流れだけを作ることにしました。体力の限界が来たので12時で就寝。

【制作中盤】
日曜日は頑張って早起きして6時から制作開始しました。ストーリーは、死んでいく宇宙飛行士の1人(プレイヤー)がボイスメモとして鉱石を集める記録を残すというものでした。とりあえず、ノベルゲーム風に画面下にテキストで流れるようにしましたが、やはりフルボイスがほしい!と思ってしまいました。東京クロノスもVRでフルボイスだから没入感があるわけだし!しかし、今から発注して音声を用意している時間が無い。ということで、苦肉の策で自分の声を収録することにしました。授賞式で、ちょまどさんが「おじさんの声がよかった」と言ってくれたので、ちょっと嬉しくなってしまいました!

【制作終盤】
ひたすらビルドして再生してデバッグでした。これはもう耐えるしかない。しかも最後までずっと悩まされた問題が「エンディングを1度見てもう一度プレイすると、前回の鉱石数を覚えているのか、エンディングが2重で再生されてしまう」ことでした。つまり、初めバッドエンディングで次がノーマルエンディングだったら、2回目はバッドとノーマルが同時に再生されてしまう感じになりました。音声もテキストもラップしてしまうので、非常に見にくい(というか、完全なバグ)感じになりました。結局この問題は解決できなかったです。clusterの方で解決策知ってる方いたら教えてほしいです。。。今回は無理やり上位エンディングだけ再生するようにLogicを修正しましたが、これも苦肉の策でした。

【結果発表】
東京クロノスをかなり参考にさせてもらったので、アルトデウスBC賞をいただけたのは、なんとなくこちらのコンセプトが伝わった気がしたので、ある意味狙い通りでした!


記事が長くなってしまいました。長文失礼いたしました。

STYLY ARジオラマアワードでSILVER賞と小峠英二賞をいただきました!

9月に開催されていたARジオラマアワードでSILVER賞と小峠英二賞をいただきまして、ありがとうございました!
受賞作品サイト
小峠教官のサイン入りTシャツと目録
今回の作品を作ろうと思ったきっかけですが、第一にARアプリを作ったことが無かったので作ってみたかったということです。 そして、何を作ろうかと思ったのですが、まずは、ガリベンガーVの番組自体は結構見ていたので何とかして番組と絡ませた内容にしようと思いました。そして、番組の一番の見どころはやはり小峠教官のツッコミだと思い、そこだけにフォーカスして青空AR講義を作りたいと思いました!STYLYさんのほうで色んなアセットを無料提供されていましたが、今回の青空AR講義にはちょっと近未来すぎて合わないアセットが多かったため、今回はあえてブイ子以外はオリジナルで素材を用意しました。結果、少しオリジナリティのある作品になったのか、今回のような賞をいただくことができました。小峠教官にもアプリを見ていただけていたら幸いです。

BOOTHに3Dモデルをアップしてみた!

最近、全然ブログを更新できてませんでしたが、何もしてなかったわけではないんです!直近では、BOOTHに3Dモデルをアップしてみました!Blender全くわからん状態から、とりあえず3Dアバターを1つフルスクラッチで作ってみようと思って頑張ってみた3Dアバターと、1日で作った日本刀をアップしました。日本刀のほうが結構見てくれる人が多いみたいで、ダウンロード数も多いですね。小物系は意外とウケがいいのか?どちらも無料なので、ぜひ見てみてください。

https://taroyan3rd.booth.pm/items/2538863
ローポリアバター「ラフ」(無料)

https://taroyan3rd.booth.pm/items/2539331
シンプル日本刀(無料)
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